光射す、令和の夜明け

"Do Not Go Gentle Into That Good Night"

覚えていますか
30までに音楽で食えてなかったら
みんなで死のうよって
冗談言って笑ってた僕らは
みんなバラバラ 今何してるかな

「もう良い歳だから」が口癖の人とは
自然と距離を取りたがるようになった
"常識"とやらに当て嵌められる度
まるで僕だけ はみ出し者みたいだ

誰かが笑うダサい大人は
あなたが今嘲った痛い大人は
ここで生きる僕が向かう先に
ゆらりゆらりと揺れる影だ

人生は長い、長い、長い
今だけはゆっくり歩かせて
まだまだやれる、やれる、やれる
ただ少し疲れただけだから


割り切ったフリで強がりばかり言う
かつての仲間 もう腹は割れない
「夢見る頃を過ぎても夢を追え」
君が言ってたはずなのにな

若さ故の情熱はみな
歳を重ねたら薄れゆくの?
僕もまた同じだろうか この炎は
こんなにこんなに燃え滾っているのに


「穏やかな夜に身を任せるな」
「終わりゆく日に」「怒れ」「怒れ」
「穏やかな夜に身を任せるな」
「消えゆく光に」「怒れ」「怒れ」


時間は平等、本当?
もう少しゆっくり進んでよ
若さの終わりには一体
何を思い 何が残るだろうか

人生は短い
…そんなことぐらいわかってるよ
わかってるよ
まだまだやれる、やれる、やれる
少なくともここでは終われない

どこへだって行ける 何にだってなれる
そんな気がしていた日々はとうに過ぎた
僕が何者か 決めるのは僕だ
いつかの自分と地続きの今を生きる


「穏やかな夜に身を任せるな」
「終わりゆく日に」「怒れ」「怒れ」
「穏やかな夜に身を任せるな」
「消えゆく光に」「怒れ」「怒れ」