無題

思い出せない一週間がある、毎日違う部屋で目覚め、ここはどこだっけから一日を始めた一週間、今にして思えば、心と体は全く別の場所にあったような、とても不思議な時間を過ごしていた、ちゃんとご飯を食べ、はっきり言葉を喋り、まともに考えを巡らせ、何ならめちゃくちゃ長文のブログも書いている、でもすっかりぽっかり抜け落ちているのは、あの人とあの人とあの人とあの人は、あの時何を言い、私は何を返したのかということ、ところどころカットされ、数分間しかない映像に、知性のかけらもない感想文が、原稿用紙何枚分も残されているような感覚だ、そもそも忘れてしまったのではなく、予め記憶されていないものを、思い出そうにも無理があるのかもしれないが、今となってはその一週間に、欲しい答えが隠されているような気がして、度々遡ってはみるものの、結局のところ、得た教訓はただひとつ、「用法用量は守りましょう」ということ、馬鹿も休み休みにね、