弾き語り音源集《 パトスをくらえ 》制作記

来たる2019年2月3日、玖咲名義としては初のSingle、そして一年半振りの新譜をリリース致します!

《 パトスをくらえ / 玖咲舞 》


1.冬、朝の五時
2.悪役
3.エイリアンズ


全3曲 1200円 (ライブ会場限定発売)



三曲目に収録した「エイリアンズ」のリリックビデオをYouTubeにて公開しています、音源は弾き語り(ほぼ)一発録り、映像は撮影・編集、全てiPhone一つで行なっているヨ✌︎



さて、今回の製作を決意したのは、年内最後のライブを終えて一ヶ月ちょっとが経った、去年の11月頃のことでした。休止前の段階では全く構想になかったので、「ライブ活動の休止」という出来事と、その間に私の身に降りかかった様々なアレが、今回の制作のキッカケとなっています、全ては起こるべくして起きたこと、そうして生まれたこの一枚、今回の記事では、その制作期間を振り返っていきたいと思います。✌︎



2018年12月上旬、六本木某所にて、CDの「顔作り」、ジャケット撮影からスタート!
今回のジャケットもセルフアートディレクション、セルフヘアメイクです。コンセプトはズバリ、「性格悪そうな女」。笑
背景のぐるぐるはパトス、すなわち「情念」を表しています。ディズニーキャラクターでいう"ヴィランズ"的な悪役サイドの女性をイメージしているヨ✌︎
方向がしっかりと定まっていたからなのか、撮影開始からものの10分くらいで欲しい写真が撮れてしまうという、未だかつてなくスムーズに進行した撮影となりました。
☝︎☝︎☝︎

ちなみに、この撮影前日、一つ目の悲劇に見舞われています。
この腫れた右の頰…!!_| ̄|○
撮影の一週間くらい前に喉風邪をやらかしているのですが、免疫力が下がっていたお陰で銀歯の下に膿やガスが溜まってしまい、よりにもよって撮影の前日から頰を腫らしてしまうという。笑
幸いにも髪の毛で隠れているので出来上がりにほとんど影響はなかったのですが、保冷剤で頰を冷やしながらスタジオに向かい、終始歯茎をズキズキさせながらの撮影となったのでした。笑



そして12月中旬、中野のボルタスタジオにて、いよいよレコーディングです!
要塞!!( ゚д゚)
ピアノ周りとスタジオの端の方まで、20本のマイクを立てて頂きました。ゴイスー…!!

今回はピアノ弾き語りの一発録り(目標)ということで、一曲にかかる時間は、まあせいぜい1〜2時間程度と予想していました、昼から始めて夕方には終わる!くらいの気持ちでいた私だったのですが、このCDは絶対に良い作品にしたい、するぞ!!!!という過剰すぎる意気込み&緊張により、歌もピアノも力みまくり、納得いくものが録れる気配は微塵もなく、、、、、
せっかくCDを出すのなら、「こんなもんか」で済ませてはいけない、ということで、当初は一日で終わるはずだったレコーディングですが、急遽年明けにリベンジする運びとなりました。
"ピンチはチャンス"ということで、年明けのレコーディングまでに必ずやスキルアップするゾ!と意気込んでいた私に、このあと、更なる悲劇が襲う…!!!!!!笑


私のバイト先(バーです)は年末が一番の繁忙期、連勤するとボーナスがもらえるということで、無謀にも17連勤と制作を同時に行なっており、連勤中も毎日3〜4時間は生ピアノを触る練習時間を確保して、足繁くスタジオに通いながらバイトを頑張っていたわけなのですが、11連勤目を迎えた日、事もあろうか誕生日である12月24日、発 熱 …!!!!笑
平熱がジャスト35度という体温低めな私、こんな高熱を出したのはなんと小学一年生ぶり…
インフルエンザかと思いきや扁桃腺炎だと診断され、まあインフルじゃなかったのは不幸中の幸い、1〜2日で治してまたバイトに戻れるだろう、なんて思っていたのところ、なんと一週間ずっと39〜38度を彷徨い続け、年末は完全なる引きこもり生活となってしまいました…(´;ω;`)

下がらない熱、引かない喉の腫れ、扁桃腺炎を拗らせて入院する人も多いなんて情報を目にしてしまったりもして、気持ちはどんどん焦るばかり、、
結局、予定していた年明け直後のレコーディングには体調を間に合わすことができず、更なる延期という形をとることに。レコ発日を定めているので、こうなってくると締め切りもめちゃくちゃ危うくなるわけなのです、更に気持ちは焦る、ただ焦る…!!!!(´;ω;`)

結局、本調子でないまま迎えた復帰ライブを挟みつつで、レコーディングの前々日くらいまで喉の違和感は残っていたものの、しつこい通院の甲斐もあってか、振替日までに何とか喉を完全復活させることができました。

そうして、ついに迎えたラストチャンスの日…!
夜まで粘って格闘した末、現状の自分のベストを出し切ったものを録ることができました…!!!!!!!!
目標としていた全曲一発録りは叶わず(いつかは必ずやってやるぞ)でしたが、私のタマシイ、そしてコンセプトである「パトス」を封じ込めることに成功し、玖咲舞の自己紹介となるような一枚を作ることが出来ました。


完成したCDを手に取りながら振り返ってみると、今回の制作、そして制作のキッカケも含めて、図らずとも私の"原点回帰"となっていることを感じています。
4年前、楽器一つでさえまともに弾けない私が弾き語りを始めたのは何故だったのか、それは他でもなく、「一人でもステージに立つため」でした、それまでバンドやサポートミュージシャンの力を借りて歌ってきた私、DTMもちょっとばかし齧っていますが、個人的には、オケを使って歌うことはポリシーに反します、オケを使うくらいなら私はアカペラで歌いたいです、音楽は必ず生演奏で届けたい、そんな信条のもとピアノという楽器を選び、今日までガムシャラにやってきた私が、今作に込めた一つの思い、それは、「玖咲舞の音楽はこの身一つとピアノ一つで完成する」ということです、最早意地とも呼べるこんな思いと、シンガーソングライター玖咲舞としての指針、そして決意を示せるような、そんな作品を作りたかったのです。

ですが、このCDは決して私が一人で作ったものではありません。

ジャケットの撮影をしてくださったのは、フォトブック愛の宿からずっと私を撮ってくれているハシモトサヤカさん。今回は合成を勉強しながら進めてくださいました。

そして、ジャケットデザインは皆さまご存知城所葵さん!私のデザインを形にするべく、お忙しい中、細かいところまで要望を叶えてくださいました。

そしてこの制作の要、レコーディング&ミキシングエンジニアは、前作"メメント・モリ"から継続して、たいやきさんこと、徳永輝さんです。この一枚を芸術的な作品にするべく、細かい部分まで一緒になって考えて下さったたいやきさん、孤独な作業の連続だった私にとって、本当に本当に心強い存在でした。この制作中、たいやきさんから頂いた言葉がヒントになるような瞬間も、実はたくさんあったりしたし、実際のレコーディングでも、たいやきさんの協力があったお陰で、納得いくものが録れるまで、とことん粘ることができました。
体調不良により沢山のご迷惑を掛けてしまいながらも、私の思いを形にしてくださったこと、本当に感謝しております。

さやかさん、葵さん、たいやきさん、
この度は本当に、
本当にありがとうございました!!!!

m(_ _)m


(実は、他にも感謝を送りたい人たちがいるのでが、それは実際に手に取って下さった方だけが知ってくれればいいかな、クレジット部分もちょっとした楽しみにして頂けたらと思います。✌︎)



さて、私がピアノという武器を得てから、もうすぐで4年が経とうとしています。
それ以来、ずっと一人で戦い続けてきた私の、パトスとタマシイを込めた一枚です、前作「メメント・モリ」は弾ける生のエネルギーに始まり、死をもって幕を閉じる一枚ですが、「パトスをくらえ」は溢れる情念、哀しみと怒り、そして希望の一枚となりました、こんなにも頼りなくて、見窄らしい私の身体の内側では、それはもうドス黒いエネルギーが、ドロドロのグッチャグチャにフツフツしています、そんな私が放つ、【2019年第一弾】、どうか、どうか、たくさんの人に届くことを願って…!

2月3日、水道橋Wordsでの自主企画にて発売開始です。
お楽しみに!!!!✌︎



2019.2.1 玖咲舞