【夢で会えたら】

午前零時、少し話をしよう、夢の中で。
調子どう?
実は聞いたんだよ、君が彼に決めたって。

僕はね、君が言った通りさ。
一人になって初めて気付いたんだよ。
『愚か者ね』
…あの眼差しが今も突き刺さったまんま。

馬鹿だなあ、いつもこうだ。
揺らめくマボロシに手を伸ばし、
夢が醒めてはやり直し。
知らない誰かの横で、
花のように笑ってる君は、
嘘みたいにキレイだなあ。

(夢で会えたら)

(何を話そう?)

僕だってさあ、それなりの日々を、
もがいて、あがいて、生きているんだよ!
君はどう?彼なら、そう、
僕みたいに君を困らせたりしないだろう?
そう願うよ。

悲しみは癒され、
一人の日々もそう悪くない。
だけど何かが欠けたまま、
大人になっていく。嗚呼、怖いんだ。

僕は。

馬鹿だなあ、いつもこうだ。
揺らめくマボロシに手を伸ばし、
夢が醒めてはやり直し。
知らない誰かの横で、
花のように笑ってる君は、
嘘みたいに綺麗だなあ。

(夢で会えたら)

(何を話そう?)